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2月の貿易収支は予想に反し5カ月ぶりの黒字-自動車輸出が増加 - 3.22 日

2月の日本の貿易収支は5カ月ぶりの黒字となった。市場の事前予想は赤字だった。輸出全体では引き続き前年割れとなったが、タイの洪水被害の影響が一巡したことなどから米国向けを中心に主力の自動車輸出が増加。一方で、原油価格の高止まりや、原子力発電を代替する火力発電向け液化天然ガス(LNG)の需要増で引き続き輸入が増加した。財務省が22日発表した貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額は前年同月比2.7%減の5兆4409億円と5カ月連続で減少したものの、前月(同9.3%減)に比べて減少幅は縮小した。輸入額は同9.2%増の5兆4079億円だった。差し引きした貿易収支(原数値)は329億円の黒字。中華圏の春節(旧正月)休暇などの影響で過去最大の赤字を記録した1月から一転して黒字を確保した。 輸出の内訳を見ると、自動車が前年同月比7.4%増と3カ月連続で増加。なかでも米国向けが同26.9%増と急増しており、同国向けの全体の輸出額も同11.9%増と2010年12月(同16.5%増)以来の水準となった。同省ではタイの洪水被害からの生産回復による上振れの可能性も指摘している。アジア向け輸出も、対フィリピンの前年同月比18.9%増をはじめ、タイやインドネシア、ベトナムといった東南アジア各国の伸び率は、いずれも2けた台と好調だった。ただアジア全体では、政府債務問題を抱えている欧州経済の需要減が波及し同6.6%減と5カ月連続の減少となった。特に中国向けは春節休暇の影響も残っていることから同13.9%減と3カ月連続で2けた台の減少だった。対EU(欧州連合)向け輸出も前年同月比10.7%減と5カ月連続で減少した。 伊藤忠商事の丸山義正主任研究員は統計発表後、主要地域向けで輸出が明確に上向きなのは対米と対ASEAN(東南アジア諸国連合)に限られていると指摘。「輸出の本格復調は海外経済の持ち直しが明確化し、円安の影響が数量面に及ぶ2012年半ば以降」とみている。季節調整済みの前月比では2月の輸出額は2.9%増の5兆4869億円と3カ月連続で増加。一方で、輸入は同0.4%減と3カ月ぶりに減少したものの、差し引きした貿易収支は3132億円の赤字だった。

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