ECBに最高権限、EU銀行監督一体化案-14年までに移行 | IFCM ジャパン
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ECBに最高権限、EU銀行監督一体化案-14年までに移行 - 9.12 日

欧州連合(EU)は12日、欧州中央銀行(ECB)と各国レベルの金融監督当局にかつてない協力を義務付けるユーロ圏の銀行監督一体化案を公表する。 EUの複数の当局者がインタビューで語ったところでは、金融システムの守護者としてのECBの役割を拡大し、ユーロ圏17か国の全銀行に対する最も高い監督権限をECBに付与する。また、日常監督業務とEU規則を銀行に確実に順守させる役割は、各国監督当局に委ねる形になる。 EU加盟国でユーロを導入していない英国と他の9カ国の意見が規則制定に際して埋没することを防ぐセーフガード(安全装置)も盛り込まれる。今回のプランは2014年1月1日までに新制度に段階的に移行することを目指し、EU加盟27カ国の調印が必要になる。 欧州議会のフィリップ・ランベール議員は電話取材に対し、「この提案の長所は、警官と悪党との間に一定の距離を設ける点だ。監督当局に見て見ぬふりを促す銀行とのなれ合いが当初はなくなるだろう」と述べた。 EUの指導者らは今年6月、ユーロ圏の救済基金の資金から銀行が直接資本注入を受けることを認める条件として、銀行監督の一体化の推進を決定した。 ドイツのショイブレ財務相は、新たな監督機関の創設後も、国レベルの監督当局が引き続き大きな役割を果たす必要があり、ECBの直接の監督対象を金融システム全体の脅威となる銀行に絞る一方、他の業務は各国の監督当局に委ねるべきだと主張している。
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