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ドルが対円で下落-米耐久財受注は減少の見込み - 8.26 日
ロンドン時間26日午前の外国為替市場ではドルが対円で下落。この日発表される7月の米耐久財受注は前月比減少が見込まれている。
ロンドン時間午前8時30分現在、ドルは対円で0.2%安の1ドル=98円57銭。先週は1.2%上昇した。対ユーロはほぼ変わらずの1ユーロ=1.3371ドル。ユーロは対円で0.2%安の1ユーロ=131円80銭。ロンドン金融市場は祝日のため休場。 ニューヨーク外国為替市場ではドルが対ユーロで下落。7月の米新築住宅販売がここ3年余りで最大の落ち込みとなったことがドル売り材料となった。
ブルームバーグ・ドル指数 は3日ぶりに下げた。新築住宅販売は6月分も下方修正された。ドルは週間では上昇した。今週公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、景気が改善すれば債券購入の縮小を開始するとの計画をほぼ全参加者がおおむね支持していることが示された。
UBSシニア為替ストラテジストのジェフリー・ユー氏(ロンドン在勤)は、「新築住宅販売の統計は素晴らしい内容ではなかった」と指摘しながらも、「当局の計画を妨げるような、大量の悪い指標はまだ見られない。これはスピードバンプ(自動車のスピード減速装置)以外の何物でもない」と述べた。
ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対ユーロで前日比0.2%安の1ユーロ=1.3383ドル。一時は0.2%上昇する場面もあった。円は対ドルでほぼ変わらずの1ドル=98円72銭。一時は5日以来の安値水準となる99円15銭をつけた。円は対ユーロで0.2%安の1ユーロ=132円10銭。円は対ユーロで週間では1.6%安。
主要10通貨に対するブルームバーグ米ドル指数 は0.2%下げて1026.15。一時は0.2%上昇した。前日には1031.37と2日以来の高水準をつけていた。週間では0.4%上昇。