FXの複数のタイムフレームにおける解析戦略 | IFCM ジャパン
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複数のタイムフレーム解析戦略

キー・ポイント

  • 複数のタイムフレーム解析戦略は同じ資産を同時に複数のタイムフレームで分析し、取引することを言います。
  • 通貨のプライス変動を複数のタイムフレームで分析し、「取引サークル」を確定することはより簡単になります。複数のタイムフレーム分析を通じてトレンドを短期間か長期間で確定することが出来ます。

複数のタイムフレーム解析戦略

MTFA分析プロセスは長期間のトレンドを確定することから始まり、それを5分などの短期間で分析をします。

プロトレーダのCorey Rosenbloomは一ヶ月、一週間、デイリチャートでトレンドを確定する必要があると信じています。

しかし、複数のタイムフレームでトレンドが同じトレンドを表示するとはいえません。


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複数のタイムフレーム解析

4時間足や1時間足はローソク足が出来上がるまで時間がかかるのに対し、5分足はあっと言う間にチャートが形作られるため注意が向きがちになります。5分足に意識が向いてしまうと、5分足レベルのちょっとした値動きに翻弄されていしまいます。

5分足だけの目先の値動きにつられてエントリーしたのにたまたま勝ててしまうと、いずれその余計な成功体験が邪魔をする(痛い目を見る)時が来ます。 その時は「5分足だけをガン見したFXトレードだった」と表面上は反省しても、そのうち繰り返します。

  • 長期的な時間枠ポジションを持つよりも、最初に月足・週足・日足の順番で、大きな時間軸から分析するのがMTF分析の基本です。 長期的な相場の方向性(上がりやすい状況なのか、下がりやすい状況なのか)を大きな目線で把握します。

    大きな時間足でチャートを見ることを「マクロ分析」と言います。 「現状はどんな状況なのか」をざっくりと分析するのです。

    大きな目線で状況を把握できたら、短期足を見て、より具体的なポジションを持つ価格を探ります。 この小さな目線でチャートを見ることを「ミクロ分析」と言います。

  • 中期的な時間枠なぜ、長期足と短期足で分析をするのかというと、長期足と短期足で方向性が合っているのが理想的なポジションだからです。

  • 短期的な時間枠例えば、5分足だけを見て「今、下がりそうだから売りポジションを持とう」とするのでなく、まず日足を見て「日足で何度も上値を抑えられている価格だ」と確認してから、さらに5分足を見て、「5分足も下がりそうだから、ここで売りポジションを持とう」とするのは、MTF分析に基づくFX取引です。

    多くのFX初心者は、こうした見方をせずに、ひとつの短期的な時間足だけを根拠に、ポジションを持ってしまいがちです。 MTF分析によりポジションの保有に複数の根拠を持つことで、少なくとも負ける確率は減らせるでしょう。

MTFの取引

MTF分析では長期足の分析を最初に行い、「長期足の方向性」を重視します。 長期の時間足は、短期の時間足が集まって作られているからです。 例えば、1本の1時間足のローソク足というのは、見方を変えれば、30分足のローソク足2本分であり、また15分足4本分です。

つまり、1時間足を見て取引するトレーダーは、30分足・15分足などより小さい時間足でトレードをする人の考え方を含むということになります。 つまり、長期足であるほど多くの短期足を含み、スイングからスキャルピングまでより多くのトレーダー・投資家の思考が含まれたものとなるため重要視されているのです。

Trading Multiple Time Frames

実際のチャートからMTF分析

それでは実際のチャートを見ながら、MTF分析を行ってみましょう。

  1. ドル/円チャートにおいて、デイトレードで「買い」と「売り」、いずれのポジションを持つかを検討します。
  2. MTF分析の基本は長期足からです。
  3. 日足を見てみると、次のような形になっていました。

ここでのMTF分析によって、このような判断ができます。

ボトム・ライン

FXでは、「有利なポジションは、長期の時間足と目線が合うタイミング」と覚えましょう。 これがいつも正解とは限りませんが、心がけることで失敗は確実に減るでしょう。 長期足からチャートを見ることから「脱・初心者」は可能です。


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